本作についてまとめたかったことは、ここまでで概ね書くことができました。
今回は、その他に思いついたことを、思いついた順に記載していきます。
・ ゼルダは「ふいうちゲー」
物事には常道というものがあります。もっともオーソドックスな、それぞれにあらかじめ用意されている基本の方法とでも言いましょうか。
例えば、将棋においては、矢倉囲いには端攻め、美濃囲いにはコビン攻め、穴熊囲いにはと金攻めという、それぞれ固有の攻め筋があります。
麻雀ならピンフ、サラリーマンの昼食ならラーメン、Excelならcountif関数です。
ゼルダの伝説においては、前作、本作とも、武器が消耗品である点を考慮すると、ふいうちこそが常道の攻めになります。
無論、すべての敵に有効というわけにはいきませんが、フィールド探索においては欠かせない、常に念頭に置くべき攻撃方法です。
これを効率よく行うために、「残心の小刀」と、「森人の剣」または「森人の槍」の常備が非常に有効になります。できるだけ早く入手し、いいタイミングで壊した上で、朽ちていない武器を地底で入手したいところです。
これらの朽ちていない武器は、地底でもなかなか面倒な場所にしかないので、YouTube等でご確認の上、がんばって手に入れてください。
・ ゼルダは「高所ゲー」
はるか昔の戦では、敵を見下ろすことができる高台に布陣することが、勝利への第一歩だったそうです。
本作、前作とも同様です。いかにして高所にワープポイントを確保するかが、効率的な探索の鍵になります。
本作においては、早い段階で空島の祠を見つけてワープポイントとして活用すること、また、ワープマーカーを各地の山頂等に置いて、周囲に向かって滑空を繰り返す要領で探索を進めることが肝心になります。
各地の鳥望台に到着した際には、近くにある空島を必ずチェックするようにしましょう。
・ ゼルダは「マップ作成ゲー」
2周目に挑戦することがあれば、宝箱やコログ等の場所にスタンプを付け、丁寧にマップを作っていきましょう。3周目の冒険が格段に楽になります。
自分だけのマップは、それはもううれしいものです。
・ ゼルダは「防具強化ゲー」
初代「ゼルダの伝説」では、服の色が非常に重要でした。敵がやたらと強くなっていくので、服が弱いままでは途中で先に進めなくなりました。
本作でも、防具の強化が難易度に大きく影響します。YouTubeの攻略動画を見ると、防具の強化は中途半端なままエンディングを迎えているものが多いのですが、本作の楽しみというかやりがいを大きく逸しているような気がします。マスターモードが用意されていない点が大きいのだと思いますが、もったいないことです。
どうせプレイするなら、手間暇をかけて防具を強化してみませんか?
・ ゼルダは「分別ゲー」
これも前作と共通している点です。
冒険を進める中で、プレイヤーには様々なミッションが提示され、これらに優先順位をつけて取り組むことになります。
この優先順位を判断する際には、「リンクの能力を強化した後に行うべきかどうか」を考える必要があります。
例えば、祠「一身の戦い」は、コツが分かれば非常に簡単なものもありますが、本質的にはガチの戦闘であり、リンクのハートが少しでも多いほど有利になります。
料理等によるドーピングという方法もありますが、祠「一身の戦い」は数多くあり、その都度素材を集めて料理をつくる手間はなかなかのものです。しかしその割には、得られるものは通常の祠と変わりません。であれば、これらは後回しにし、最後にまとめて取り組むのが効率的ということになります。
同じ戦闘でも、前作「剣の試練」は逆でした。時間をかけてリンクの能力を伸ばした後の方が当然有利になりますが、この試練から得られるリターンはあまりに大きく、その後の冒険を一変させます。試練の数は3つしかありません。であれば、料理等で一時的に強化を図る前提で、できるだけ早く挑戦する方が効率的だということになります。
基本的に、リンクの能力を高めるミッションを優先し、より効率的に行うことができる余地が残されているミッションは後回しにします。
また、済・未済が混在したままで残しておくと、後でわけが分からなくなる類のミッションは後回しにしてまとめて行う、メニュー画面のチャレンジ一覧により一見して状況を把握できるようなものはその都度こなす、等の工夫もあります。このような分別を的確に行うことにより、プレイの効率が大きく向上します。効率よく行うことができる作業は、そのうち楽しくなってくるものです。
ひとまずこんなところでしょうか。また何か思い出したら、その都度追記します。