ユグノア城跡で新しいメンバーを2人加え、パーティーはさらなる転機を迎えます。
そしてそして、本作のセクシィ担当、マルティナ姉さんの登場です。
衣装が豊富に用意されている本作、私はマルティナ姉さんの普段の服装が一番気に入っているのですが、ちょっとした違和感を今まで感じていました。何か違うなぁと。
今回のプレイで、その違和感の元にやっと気づきました。腰回りです。おそらく20歳代前半の設定だと思うのですが、下半身がその年齢の女性の体型ではないのです。まるで少年のような、ストンとしたシルエット。みぞおち辺りを境にして、体の上半分と下半分がアンバランスなのです。
腰回りまでリアルに表現してしまうと、こども向けのゲームにふさわしくないとの判断があったのかも知れませんが、上半身をあれだけ盛っているのですから、そこまで気にしなくてもよかったのではないでしょうか。
バニー衣装だとこのアンバランスがいくらか緩和され、少し現実感を取り戻しているように感じるのですが、バニー衣装自体が現実社会でそうそうお目にかかることがない代物なので、どちらにしろフワフワした違和感をぬぐえず、少し残念な気持ちになります。みなさんはどうお感じでしょうか。
蛇足ですが、メンバーが7人になると、小さなストレスが一つ生まれます。
メンバーを入れ替える際、上段に4人、下段に3人が中央揃えで並ぶのですが、カーソルを上段と下段の間で移動させる時、どこに移るのかがはっきりせず、動かしてみないと分からないのです。普通に左寄せでよかったと思うのですが‥‥。
本作は、文句をつける点がどこにもないほど完成度が高いと思っているのですが、7人パーティーでプレイする時間が結構長いということもあり、余計なことですがあえて付記しました。
・ 役割分担
ここから先は、これまでの一般的な役割分担制を廃止し、ゾーンを中心に冒険を進めます。
その背景には、マルティナが加入して得られる新たなれんけい技、「スーパールーレット」と「スペクタクルショー」があります。
まず、主人公、マルティナ、カミュ、シルビアの4人のうち誰かが戦闘中にゾーンに入ったら、すぐにバトルメンバーからはずしていきます。そうやってゾーン状態のメンバーを増やしていき、ボス戦では必ず「スーパールーレット」を使います。これにより、戦闘で得られる経験値が大きく増えるので、何としてでもメンバーから一人の犠牲者も出さずに勝利を収めます。
また、4人のうちカミュ以外の3人がゾーンに入ったら、セーブした後、次の戦闘で「スペクタクルショー」を使います。これを継続して行うことにより、従来型のレベル上げをする必要がほとんどなくなります。その代わりゾーンのしもべです。
前にも記載しましたが、「楽な戦いは経験値なし」のしばりがあるため、「スペクタクルショー」を使う際にはひと手間必要になります。「スペクタクルショー」で登場するメタル系の敵だけだと「楽な戦い」扱いになってしまうため、同一の戦闘の中で、それ以外の敵を倒しておく必要があるのです。
まず、ウマではじき飛ばせない敵を見つけて戦闘に入りますが、必ず2体以上の敵が現れる必要があります。
そして、弱くない方の敵(シンボル表示されていた敵)を倒した後で「スペクタクルショー」を発動します。非常に面倒ですが、うまくいくとレベルが一気に2つ以上上がったりします。
これにより、レベルを大幅に上げて次のボス戦に臨むことができます。
・ 武器・防具・アクセサリー(ボス戦時)
これまでと特に変わりません。新加入の2人には、無難にヤリと両手杖を装備させます。これまでに入手したレシピで、できるだけいい防具を鍛冶で作って装備させる点もこれまでと同じです。
・ スキルパネル(ボス戦時)
主人公
シルビア
マルティナ加入直後は、どのスキルを中心に戦うべきかで頭を悩ませるものですが、ゾーンを軸に進めていくと決めた以上、まっしぐらに「雷光一閃突き」を取りにいきます。
現時点では、これ以外にメタル狩りに使えるスキルは、カミュのブーメランスキルで取得できる「メタルウィング」くらいです。
一応、セーニャが最短レベル22でヤリスキルの「一閃突き」を習得できるほか、主人公とシルビアにも「メタル斬り」のスキルパネルが用意されていますが、これらは現在の運用とまったく関係ない場所にあるため、スキルリセットに費やす手間とお金を考えると現実的ではなく、却下ということになります。
マルティナ頼みという心もとないメタル狩りですが、当面の間、これをパーティーの軸に据えて戦います。マルティナ本来の高いポテンシャルを封じてしまい、メタル狩り以外の戦闘には使いづらくなりますが、パーティー全体の最適解のため、しばらく犠牲になってもらいます。
これに伴い、主人公、マルティナ、カミュとシルビアの4人については、今後は「ゾーン突入率+◯%」のパネルの優先度が高くなります。
特に主人公とマルティナは、両方のれんけい技に参加するので、最優先で開けます。
他は特に変更ありません。ロウについてはお好みで問題ありませんが、あともう少しレベルが上がれば、下端にある「復活の杖」のパネルを開けることができます。「ザオリク」習得は、主人公がレベル62、セーニャ45、ロウ55、グレイグは全パネル解放後と、思いのほか先になるので、ここで「復活の杖」を習得できれば大きな助けになります。
・ 覚えておきたいれんけい技(後付け)
| 名称 |
極楽送り |
| 条件(ゾーン) |
セーニャ(黄泉送り)
|
| 条件(ゾーンなし) |
主人公(渾身斬り) |
| 効果 |
単体攻撃 |
「スペクタクルショー」等に参加しないセーニャ一人のゾーンで敵に大きなダメージを与えることができる、貴重なれんけい技です。
セーニャのスティックスキルで「キラキラポーン」に到達した後、次にヤリスキルを開けにいく人は少数派なのではないかと思います。セーニャが武器攻撃からもっとも遠いイメージのキャラクターであることに加え、ヤリがマルティナと取り合いになるからです。
ですが、パーティーの火力を底上げするために、このれんけい技はぜひ使えるようにしたいところです。ヤリを装備させる必要はなく、14のスキルポイントを割いて「黄泉送り」のパネルを開けておくだけで習得できます。たてごとスキルはそれほど急ぐ必要はなく、しばらく後に控える雪の女王との戦いに「氷の旋律」を間に合わせれば十分です。
このれんけい技も、私はほとんど使った記憶がありません。知らないということは、まことに罪なことです。
・ ボス戦[クラーゴン(ボス)]
| 注意すべき攻撃の属性 |
氷(こおりつくいき) |
| 注意すべき行動(補助) |
眠り(あまいいき) |
| 弱点(属性) |
炎、雷 |
| 弱点(補助) |
毒、MP吸収 |
堂々の7人パーティーが完成しました。この後は、様々な特徴を持つボスが現れ、同じパーティーでどのように対処するのか、プレイヤーの腕が試される段階に入ります。
ナギムナー村に着いた後に戦うことになるクラーゴンの特徴は「本体+α」です。
本体とともに現れるあし2本が攻防によく働く上に、一度倒してもまた再生してきます。なかなかの強敵で、最初に戦った時は泣きが入りました。
ですが、この強敵にはびっくりするような倒し方があります。
本体のMPが20しかなく、あしを再生するたびにこれを8消費するので、ベロニカがレベル24で習得する「マホトラ」でMPを13以上吸収してしまえば、その後はあしの再生が全くできなくなるのです。そうなれば、あしからゆっくり倒していけば勝てます。
とはいうものの、本体だけでもなかなかの強敵です。冒頭で「スーパールーレット」を使う手間もあるので楽勝とはいきませんが、何回か戦えば勝てることでしょう。
今回は、マルティナ、主人公、カミュ、ベロニカの4人で戦闘を開始しました。
「スーパールーレット」を使った後、マルティナ → シルビア、 カミュ → セーニャに交代します。
ベロニカは、「マホトラ」で敵のMPを13以上吸収した後、ロウに交代します。アタッカーは主人公一人、他は回復・サポートと守備的な布陣です。「渾身斬り」であしから順番に倒していきます。
回復の手が空いた時、ロウの「MPパサー」が地味ですが役に立ちます。それぞれのメンバーが多面的・複合的に価値を発揮し合う、本格的なRPGの戦いが始まります。